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賃貸の引越しでエアコン掃除は必要?退去前・入居後の負担や注意点を解説!

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この記事では、賃貸住宅から引越すときにエアコン掃除をどこまで行えばよいのか、退去前に自分でできる手入れやクリーニング代の負担、管理会社へ確認したい点を解説します。

結論からいうと、引越しをするだけで備え付けエアコンの内部クリーニングまで自分で手配しなければならないとは限りません。

ただし、フィルターなど日常的に掃除できる部分は整えておきましょう。

そこで、国土交通省の原状回復に関する考え方をもとに、通常の清掃、クリーニング特約、入居先でエアコンが汚れていた場合の対応まで整理します。

まず賃貸借契約書を確認することが大切です。

目次

賃貸の引越しでエアコン掃除を考える3つのポイント

賃貸の引越しでは「退去するならエアコンも業者に洗ってもらうべき」と考えがちですが、日常清掃と専門的な内部クリーニングは分けて考える必要があります。

まず契約内容と現在の汚れ方を確認し、自分で手入れできる部分から進めましょう。

判断の目安を整理すると、次のようになります。

状況まず行うことポイント
備え付けエアコンが普通に汚れているフィルターなど通常清掃いきなり内部洗浄しない
長期間フィルターを掃除していない日常清掃を行う汚れを放置しない
退去時クリーニング特約がある契約内容を確認負担範囲・金額を確認
入居前から内部が汚れていた写真を残して管理会社へ連絡勝手に分解しない
故障や水漏れがある管理会社・貸主へ連絡自分で修理しない

ポイント①:引越しだからといってエアコン内部のクリーニングが必須とは限らない

国土交通省の原状回復ガイドラインでは、原状回復は「借りた当時とまったく同じ状態に戻すこと」ではなく、借主の故意・過失や通常使用を超える使い方によって生じた損耗などを復旧する考え方が示されています。

国土交通省の原状回復ガイドラインも確認しておきましょう。

そのため、退去するという理由だけで、備え付けエアコンを自費で分解洗浄しなければならないと一律には判断できません。

まず「通常のお手入れ」と「専門業者による内部クリーニング」を分けて考えることが重要です。

契約書に清掃費用の特約がある場合は、その内容も確認してください。

ポイント②:退去前は通常の掃除をしておく

専門的な内部クリーニングとは別に、借主には日頃の通常清掃を意識することが求められます。

国土交通省のQ&Aでも、借主は日頃の通常の清掃や退去時の清掃を行うことに気をつける必要があると説明されています。

原状回復ガイドラインQ&Aを確認すると考え方を整理できます。

エアコンなら、取扱説明書で日常のお手入れ対象になっているフィルターや本体外側などを掃除しておくとよいでしょう。

退去直前に内部まで完璧に洗うことより、普段から行える範囲の掃除を放置しないことが大切です。

ポイント③:契約書のクリーニング特約を確認する

退去時の清掃費用は、一般的な原状回復の考え方だけでは決まらず、賃貸借契約書の特約が関係する場合があります。

国土交通省のQ&Aでは、クリーニング特約について、借主が負担する内容や範囲が示されているか、通常損耗分まで負担する趣旨が明確か、費用が妥当かといった点から有効性が判断されると説明されています。

「エアコン清掃費」「ハウスクリーニング費」などの記載がないか、退去前に契約書と重要事項説明書を確認しましょう。

不明な場合は管理会社へ確認するのが確実です。

退去前にやっておきたいエアコン掃除の4手順

退去前のエアコン掃除は、内部を分解するのではなく、契約確認と日常的なお手入れを中心に進めるとトラブルを避けやすくなります。

特に備え付け設備は借主の所有物ではないため、説明書にない作業を自己判断で行わないことが重要です。

手順①:契約書と設備の扱いを確認する

最初に確認したいのは、そのエアコンが物件の設備として備え付けられているものか、自分で購入して取り付けたものかという点です。

備え付け設備なら、故障や内部クリーニングについて管理会社や貸主側の判断が必要になる場合があります。

国民生活センターも、備え付けエアコンなどに不具合が起きた場合は貸主側へ連絡し、無断で修繕すると退去時のトラブルにつながる可能性があると注意しています。

国民生活センターの賃貸住宅トラブル情報も参考になります。

掃除を始める前に「誰の設備か」「退去時の清掃特約があるか」を確認すると、その後の判断がしやすくなります。

手順②:フィルターのホコリを取る

備え付けエアコンでも、フィルターは通常のお手入れとして掃除できる機種が一般的です。

ダイキンでは、フィルター自動お掃除機能がない機種について約2週間に1度、掃除機または水洗いでのお手入れを案内しています。

退去前だからと特別な洗剤を使う必要はありません。

運転を停止し、取扱説明書に従ってフィルターを外し、ホコリを掃除機などで取り除きます。

引越し前の掃除では、まず日常のお手入れとしてフィルターをきれいにすることを優先しましょう。

手順③:本体外側と見える範囲を拭く

フィルターを掃除したら、本体の外側や前面パネルなど、取扱説明書で手入れできる範囲のホコリや汚れを柔らかい布で拭き取ります。

吹き出し口に汚れが見えても、送風ファンなど奥の部分まで手や道具を差し込むのは避けましょう。

備え付けエアコンを自己流で分解し、部品を破損させると別のトラブルにつながります。

退去時に自分で行う掃除は「説明書で日常のお手入れとして認められている範囲まで」と決めておくと安全です。

手順④:掃除後の状態を写真に残す

エアコンのフィルターや外側を掃除したら、退去前の状態を写真で残しておくと安心です。

エアコンだけでなく、室内全体について傷や汚れの状態を記録しておくと、退去時の確認にも役立ちます。

国民生活センターは、退去時にはできる限り貸主側と一緒に現状を確認し、写真やメモで記録を残すよう案内しています。

掃除した事実だけでなく、退去時にどのような状態だったかを客観的に残しておくことがトラブル防止につながります。

賃貸のエアコンクリーニング代は誰が負担する?3つのケース

エアコンのクリーニング代を貸主と借主のどちらが負担するかは、「通常使用の範囲か」「掃除を怠った結果か」「契約上の特約があるか」で考え方が変わります。

一律に借主負担、または貸主負担と決めつけないことが大切です。

ケース①:通常使用による汚れで特約がなければ貸主負担になりやすい

国土交通省のガイドラインでは、通常の使用によって生じる損耗や経年変化については、原則として借主が元の状態へ戻す費用を負担するものではないという考え方が示されています。

そのため、普通に生活していて付いた汚れについて、契約上の特約もないのに「引越すから必ずエアコン内部洗浄代を借主が払う」とは単純に判断できません。

退去時にエアコンクリーニング代を請求された場合は、請求理由と契約書上の根拠を確認しましょう。

不明な費用は、その場で内容を質問することが大切です。

ケース②:掃除を怠って汚れを悪化させた場合は借主負担になることがある

通常の汚れと、手入れ不足によって悪化させた汚れは同じ扱いとは限りません。

国土交通省のQ&Aでは、通常の掃除を怠ったことで、特別な清掃をしなければ除去できないカビなどを発生させた場合、善管注意義務違反と考えられることがあると説明しています。

エアコンでも、長期間フィルターをまったく掃除せず、その結果として通常より大きな汚損や不具合を生じさせた場合は、費用負担の問題につながる可能性があります。

「退去直前だけ掃除すればよい」と考えず、入居中から取扱説明書に沿った通常のお手入れを続けることが重要です。

ケース③:退去時のクリーニング特約があれば契約内容を確認する

契約書に退去時クリーニング費用を借主が負担する特約がある場合は、その内容を確認する必要があります。

ただし、国土交通省はクリーニング特約について、内容・範囲が明確か、通常損耗まで負担することが説明されているか、金額が妥当かなどによって有効性が判断されるとしています。

特約が書かれていればどのような請求でも自動的に有効になる、という意味ではありません。

エアコン清掃代が含まれるのか、金額はいくらか、ハウスクリーニング代と別料金なのかを契約書で確認しましょう。

引越し先の賃貸でエアコンが汚れていたときの3ステップ

引越しでは、退去する部屋だけでなく新しく入居する賃貸のエアコン確認も重要です。

前の入居者が使用していた設備の場合、入居時点で汚れや不具合がある可能性もあります。

最初から自費で掃除するのではなく、状態を記録して管理会社へ相談しましょう。

確認①:入居時にエアコンの動作と汚れを確認する

新居へ入ったら、備え付けエアコンが正常に運転するかを早めに確認します。

冷暖房が動くかだけでなく、異常音、水漏れ、強いニオイ、フィルターの目立つ汚れなども見ておきましょう。

国民生活センターも、入居時にはエアコンなど備え付け設備が正常に動作するか確認し、写真やメモで現在の状態を記録するよう案内しています。

入居直後に確認しておけば、もともとあった汚れや不具合なのか、入居後に発生したものなのかを説明しやすくなります。

冷暖房が効かない、異音がする、途中で止まるなどの異常がある場合は、単なる汚れではなく故障している可能性もあります。

まずは管理会社や大家さんへ連絡し、対応方法を確認してください。

自分で対応する必要がある場合や修理業者を案内された場合は、エアコン修理の専門業者へ相談する方法もあります。

確認②:写真を撮って管理会社へ連絡する

フィルターに大量のホコリが付いている、吹き出し口の奥が著しく汚れている、運転時に異常があるといった場合は、掃除を始める前に写真を撮っておきましょう。

そのうえで管理会社や貸主へ連絡し、清掃や点検が必要か相談します。

国民生活センターでは、備え付け設備の不具合について貸主側へすぐ連絡することを勧めています。

入居前からの状態が気になる場合は、自分で直してしまう前に証拠を残し、管理側へ伝えることが重要です。

確認③:管理会社の許可なく内部クリーニングを依頼しない

備え付けエアコンは自分の所有物ではないため、管理会社へ確認せず分解クリーニングや修理を依頼するのは避けたほうが安全です。

国民生活センターは、備え付け設備について貸主側へ無断で修繕を行うと、退去時の原状回復でトラブルになる可能性があると案内しています。

クリーニングでも分解や部品への作業を伴う場合は、事前確認をしておくと安心です。

内部の汚れやニオイが気になるときは「自費で先に頼む」のではなく、まず管理会社へ相談しましょう。

自分で取り付けたエアコンがあるときの3つの確認事項

賃貸住宅でも、自分で購入したエアコンを貸主の承諾を得て取り付けているケースがあります。

この場合は備え付け設備とは扱いが異なる可能性があるため、退去時の撤去、移設、壁や配管穴の扱いについて契約内容を確認しましょう。

確認①:退去時に撤去するか契約内容を確認する

自分で購入して設置したエアコンは、備え付け設備と同じように考えないことが重要です。

退去時に撤去するのか、残してよいのか、取り付け時にどのような合意をしていたのかを確認してください。

「次の入居者も使えるから置いていこう」と自己判断すると、残置物として扱われるなどトラブルになる可能性があります。

自分で設置したエアコンについては、引越し業者へ取り外しを頼む前に貸主や管理会社と退去時の扱いを確認しましょう。

確認②:移設するなら取り外し前にフィルターを掃除する

自分のエアコンを新居へ移設する場合は、取り外す前にフィルターや本体外側を掃除しておくと、運搬時にホコリが広がりにくくなります。

ダイキンやPanasonicでは、フィルターを取り外して掃除機でホコリを除去する方法を通常のお手入れとして案内しています。

水洗いした場合は十分に乾燥させてから戻してください。

移設前だからと内部まで自己流で分解する必要はなく、まず取扱説明書の範囲で掃除を済ませれば十分です。

確認③:壁や配管穴の扱いを管理会社へ確認する

エアコンを撤去すると、配管を通していた穴や設置部分が残ります。

どこまで復旧する必要があるかは、取り付け時の状況や貸主との合意、契約内容によって判断が変わります。

自分でパテを埋めたり工事を手配したりする前に、管理会社へ退去時の処理方法を確認しておきましょう。

次のような作業は、備え付け設備か自分の設備かにかかわらず、自己判断で進めないほうが安心です。

  • 備え付けエアコンを分解して内部洗浄する
  • 故障しているエアコンを自分で修理する
  • 管理会社へ確認せず専門業者を手配する
  • 配管穴や設置部分を独自の方法で補修する

退去直前に工事をやり直す事態を避けるためにも、設備に手を加える作業は先に管理会社へ確認しましょう。

賃貸の引越しとエアコン掃除でよくある質問

賃貸の退去時にフィルターだけ掃除すればよいのか、クリーニング代を請求されたらどうすればよいのかなど、引越し前後で迷いやすい点をまとめます。

賃貸を退去するときはエアコンを必ず掃除しないといけませんか?

日常的に行えるフィルターや本体外側などの通常清掃はしておくとよいでしょう。一方、退去するという理由だけで内部の分解クリーニングまで必須とは限りません。契約書にエアコン清掃や退去時クリーニングの特約がないか確認してください。

退去時はエアコンのフィルター掃除だけでも大丈夫ですか?

フィルターや本体外側など、取扱説明書に記載された日常のお手入れを行うことが基本です。内部に黒い汚れや異常がある場合は、勝手に分解せず管理会社へ相談してください。

エアコンクリーニング代は借主が払うものですか?

一律ではありません。通常使用による汚れなのか、掃除を怠って悪化させた汚れなのか、契約書にクリーニング特約があるのかによって考え方が変わります。請求された場合は、金額だけでなく契約上の根拠も確認しましょう。

引越し先のエアコンが汚れていたら自分で業者を呼んでもよいですか?

備え付けエアコンなら、先に写真を撮って管理会社や貸主へ連絡することをおすすめします。許可なく分解クリーニングや修理を依頼すると、故障時の責任や費用負担をめぐってトラブルになる可能性があります。

退去前に掃除してもクリーニング特約の料金は払う必要がありますか?

契約内容によります。一定額の退去時クリーニング費用を負担する特約が有効に成立している場合は、自分で掃除したことだけで費用がなくなるとは限りません。負担範囲や金額、エアコン清掃が含まれるかを契約書と管理会社で確認してください。

賃貸の引越しで必要なエアコン掃除についてまとめ

賃貸の引越しでは、フィルターや本体外側など、自分でできる範囲を掃除しておけば十分なケースもあります。

退去時のクリーニング費用については、契約書や特約も確認しておきましょう。

また、入居先のエアコンに冷えない・異音がするなどの不具合がある場合は、まず管理会社や大家さんへ相談することが大切です。

自己負担で修理するよう案内された場合などは、エアコン修理の専門業者への相談も検討できます。

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